こんにちは、受験のごろねこです。
数学が苦手な人ほど
「数学は考えて解く科目」だと思いがちです。
(特に文系の人)
実はこの考えは間違っているんです。
それを具体的な事例や
脳科学的な観点からお話しします。
小学校や中学校で
クラス全員の成績を見ると、
ある事実が浮かび上がります。
数学が得意な人、成績がいい人は
社会(地歴公民)の成績もいいのです。
これは一体どういうことでしょうか?
社会は純粋な暗記科目なので、
知っていれば解けるし、知らなければ解けません。
これは誰もがイメージしやすいと思います。
なので、社会は勉強時間が多ければ多いほど
知識量も増えていくので、
点数は上がっていきます。
勉強時間が少なければ当然に点数も悪くなります。
実は、数学もこれと全く同じなのです。
どう言うことかというと、
問題の解き方を考えるのではなくて、
問題の解き方を知っているかどうかなのです。
ただ、数学が苦手な人のほぼ全員が
数学を暗記科目だと思っていません。
目の前に現れた問題一つ一つに対して
個別に考えなければいけないイメージを
持ってしまっています。
が、これは間違いなんです。
数学は暗記だと覚えてください。
そして、暗記科目(社会・理科・数学)の点数は、
頭の良し悪しではなくて、
「勉強時間」が多いか少ないかで決まるのです。
余談ですが、脳科学的な観点で頭がいい人というのは、
左脳の前頭葉(特に前頭前野)の思考力がよく働く人のことを言います。
具体的には、
テキパキと短時間で判断して物事を処理する、
他の人が見落としていたことを見つけ出す、
普通の人が思い付かないようなアイデアを出すなどです。
学校で言うと生徒会長、部活のキャプテンなどに多いですね。
では、彼らの数学の点数は学年トップレベルでしょうか?
逆に数学の点数が学年トップレベルの人は
生徒会長やキャプテンになっているでしょうか?
必ずしもそうとは限りませんよね。
結局のところ、頭がいいことと数学の点数は関係がないのです。
左脳の前頭葉の働きを一言で言うと思考力なのですが、
数学の点数を上げるのに思考力は関係ないのです。
文系の人は数学は考えて解く科目だと思っていますが、
それは大きな間違いです。
数学を考えて解こうとするから
点数が取れないし、伸びないのです。
数学は暗記科目なんです。
(文系)数学の勉強法
国公立文系の場合は数学が必須のことが多く、
私立文系の場合は数学か地歴を選ぶことが多いです。
多くの受験生は迷わず地歴を選ぶのですが、
実を言うと地歴よりも数学の方が高得点を取りやすいです。
地歴も数学も暗記科目ですが、
覚えなければいけない分量が地歴よりも数学の方が少ないのです。
文系の数学は割と易しい問題が多いので、
覚える量も少なくて済み、結果的に高得点も可能となります。
だから数学で受けた方がコスパもいいです。
参考書で言うと黄チャートをマスターすれば十分。
基本事項を見て、例題の解答と解説を読んでしまいます。
暗記科目なので考えて解く必要は全くありません。
次に解答の暗記についてですが、
式や数値の暗記ではなく、
解き方の流れを暗記します。
実際の黄チャートの使い方は別記事で説明しています。
解法パターンを暗記していき、
本番では実際の問題に当てはめて解くだけです。
まとめ
最後に、今回の記事のポイントをまとめておきます。
・数学は考えて解く科目ではない
・数学は社会と同じ暗記科目である
・数学の点数がいい=勉強時間が多い≠頭がいい
・式や数値の暗記をしない
・解き方の流れを暗記する
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